歯周病のお話(^▽^)
①歯周病とは・・・
日本人が歯を失う原因の1位は歯周病と言われています。
歯周病は日本の成人の8割の人がかかっていると言われる細菌感染症です。
歯周病の原因は口の中の細菌です。
健康な人の口の中の細菌は2000億個といわれ、よく手入れをしている人でも500億は存在すると
言われています。
それらの細菌が歯についた食べかすを餌に増殖し、酸を作り歯垢(プラーク)となります。
歯磨きが正しくできていないと次第に歯周ポケットに歯垢が溜まっていき、この歯垢の中の
細菌がだす毒素によって歯茎に炎症が起きてしまうのです。
②歯周病になると・・・
軽度の段階では痛みがほとんどないため症状に気づかなかったり、放置する人も多いようです。
しかし放っておけば症状はどんどん進み、やがては歯の喪失に至ります。
そうなる前にしっかりケアすることが大切です。
③歯周病と慢性疾患
歯周病は単に歯と歯茎の病気ではありません。
歯周病細菌が歯周ポケットから血管に入り込み、体内を巡ることが明らかになってきました。
歯周病は心臓疾患・糖尿病の悪化・肺炎やその他の呼吸器疾患・脳卒中・さらに早産など深刻な全身疾患を
引き起こす危険因子が高いことが近年の研究結果で報告されています。
歯周病を予防することは、全身の健康管理にもつながります。
★歯周病セルフチェック★
1⃣歯を磨くと歯茎から出血する。
2⃣歯茎が腫れたり、痛んだりすることがある。
3⃣最近歯が長くなった気がする。
4⃣硬いものが噛みにくい。
5⃣口臭がする。口の中がネバつく。
※この様な症状が1つでもあれば、歯周病の可能性があります。
④歯周病は予防できます。
日々のブラッシングを意識して丁寧に磨きましょう。
歯ブラシだけでは磨き残してしまうことから、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなども
併用して使い、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けましょう。
⑤早期発見・早期治療を受けましょう。
歯周病は早い時期に気づき、歯科医院で治療していくことで生涯自分の歯で食事することができます。
早期発見・早期治療のために4~6ヵ月に1度は歯科受診しましょう!!