口唇ヘルペスってどんな病気??
新年あけましておめでとうございます。歯科衛生士の山口です。
寒い日が続いていますが、体調を崩されていませんか??
風邪をひいたり、季節の変わり目などでストレスが溜まっていると感じるときに、唇やその周りに水ぶくれが
できると悩んだことはありませんか??
これを口唇ヘルペスといい、10人に1人がかかったことがあると言われている病気です。
《原因》
口唇のヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)と呼ばれるウイルス感染によって起こります。
多くの場合、子供のころに感染し、その頃は無症状で気づかないこともあります。
一度感染すると、その後体内(神経節)に潜伏し、風邪などで体力や免疫が落ちたときに再び活性化し
再発するという特徴があります。
《症状》
症状としては、次のような順番で現れます。
➀ 唇やその周りに軽いかゆみ違和感(ピリピリ、チクチク)を感じる。
② 赤く腫れてきて、その部位に小さな水ぶくれが寄せ集まってできてくる。
※このとき水泡には沢山のウイルスが詰まっているため触ったり破いたりしないようにする。
③ かさぶたになり治る。
※悪化すると、ただれたようになることも!
他の人にうつさないためにもヘルペスができでいる間は食器やタオルは共用しないことも大切です。
《治療法》
口唇ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬と呼ばれる種類の外用薬(塗り薬)または内服薬などが用いられます。
抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑制し、症状を抑えるのには役立ちますが、残念ながらウイルスを体内から
なくすことはできません。
そのため、できるだけ再発しないように抵抗力のある丈夫な身体を作ることが重要です。
しげずみ歯科医院では、補中益気湯などの漢方薬を使って免疫を上げていく治療なども行います。
《予防法》
日頃から適切な休養とバランスの取れた食事、規則正しい生活を心がけることが大事です。
ヘルペスができないようにご自身の体調と向き合いながら無理のない生活を心がけましょう。